2011年1月21日金曜日

1月例会での総会

 1月の例会の冒頭、今年一年の方向性を決めるための総会を行いました。昨年の11月に100回例会と8周年を記念して、講演会を開催することができました。また、金沢市教育委員会のご支援による「特別講演会」は2回お願い出来ました。他の主な取り組みとしては、6回の準備会を重ね、名称も決めることができた「親と子のリレーションシップほくりく」があります。今年は、北陸各地で活動されている子どもと関わるより多くの団体の交流の場=「親と子の・・」=の正式発足を6月に控え、その準備に追われることになろうかと思います。
 年明け早々に報じられた能登での息子さんによる母親殺害事件。家族からは警察に対して訴えが何度もあったと言います。家族の方が、どこかご自分の悩みを口に出来る場があったら、子どもさんとの向き合い方が少し変わり、息子さんを犯罪者にすることも、お母さんの命が奪われることもなかったかも知れません。私たちの会の発足当初、父親が娘さんを冷蔵庫に入れて死なせてしまった・・という東京での事件が報じられました。当時の参加していた人からは、『私も、気がつくと子どもの枕元に立ちすくんでいる自分に驚くことがある・・この子とともに・・何度そう思っただろう・・。この事件は、決して他人事ではない・・』と。先の見えない状況の中、誰もが、我が身を責め、一人で悩みます! それが、互いに口に出しあうことで、今まで見えなかったわが子の変化に気付き、関わり方が変わってくる・・親の変化は、敏感に子どもは感じる・・そして戻ってくる・・そんなドラマは、私たちの会でも少なくありません。「親が変われば子は変わる」「信じて待つ」私たちの会でよく語られる言葉です。
 今年発足する「親と子の・・」を通して、一人でも多くの子どもたちが、親の人たちが、歩き出せるよう・・願うものです。そのために、私たちの会も、毎月第三土曜日の午後、金沢市教育プラザ富樫の一室に、語る場をつくり続けたい・・そう思っています。行政の皆さん、マスコミの皆さん・・本年もよろしくご支援下さい。
 
 なお、9周年記念講演会は、恒例の6月が「親と子の・・」の発足集会と重なるため、11月に延期して実施することにしました。

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