2010年6月13日日曜日

6月講演

6月の例会は、東京の心理分析士:長谷川泰三(やすぞう)氏の講演会でした。演題は『思春期における反抗の意味』。小さい頃は、たとえウンチをしても頑張ったねえ・・と赦される依存の時代。もちろんいつまでも依存だけで大人になるわけではない。親から突き放され始める・・それでも求める親の愛。自然界では親が子を「捨てる」。しかし人間は・・。それまで良い子だったはずのわが子が、突然『べつに!』『ウッセー』そして、『向こう行けえ!』・・このこと自体は、子どもの親離れ・・順調に反抗し始めた! それだけ親は子どもに愛されていたんだ・・・そう思えば良いこと。ご自身が荒れた経験をお持ちの長谷川先生は、何度も「心配より信頼を」と繰り返されました。『信頼とは、何もしないことではありません。見守ること。心で祈りながら手を出さずに見守ること、尻拭いをしてはいけません。失敗は成功のもとと言うけれど、失敗をさせてあげて欲しい。長い人生10年くらい・・最近の成人は28歳頃ではないでしょうか!』と。
 長谷川先生のお話は、11月20日(土)にお願いしています8周年記念講演会が、益々楽しみになってきました。ぜひお越しください。

 なお、7月の第96回例会は以下の日程で行う予定です。

  7月17日(土) 会場:教育プラザ富樫
    午後1時から4時・・交流会
       ・リレーションシップの関係で、いつもより30分早いです
    午後4時から6時・・リレーションシップ
       ・参加団体の交流です

リレーションシップほくりく

 6月12日(土)朝9時から一時間程でしたが、親支援のつながりをもっと広げようという主旨のもと、県内外の6団体が集りました。これまでの経緯をお話しした後、「11月に第一回の集いを持ちませんか?」 原案に、こう書きました。しかし、今回の「準備会」の中でいくつかの団体が会の抱えている課題、特徴を話してくださったのです。そしてハタと気づかされました。
 これまで、何か花火(集会)を打ち上げることが目的で、そのための「準備会」を重ねているのだ・・と考えてきました。しかし、このように、これまで互いに名前すら知らなかった団体が、親支援に・子ども支援に取り組んでいる。いや名前は知っていても、どういう活動かは分かっていない・・お互いの取り組みを知り合うこと・・そのこと自体が励みにもなり、示唆を与えてくださるものでもあり、悩みを抱えてきた親の方たちに安心して紹介し合えるものになる。これこそが「つながり合い=リレーションシップ」なのだ。そして、このような取り組みの一つの企画として「集い」がある・・と。
 当面「月一」の割合でそれぞれの会の代表者が集い、互いを紹介し合いながら、共通の課題を模索し、いつかパネルディスカッション形式で「集い」を持つことが出来ればと思います。
 短い時間でしたが、根本に関わる大切なことを教えて戴いた気がしました。次回は7月17日(土)の午後4時から6時を予定しています。

2010年6月2日水曜日

金沢市教育長との懇談

 6月1日(火)の朝、赤尾代表とともに、浅香金沢市教育長とお会いすることが出来ました。9時から15分程度だったかとは思いますが、有意義な時間になりました。教育長は、以前はいつもの例会の会場となっています教育プラザ富樫で勤務されていたとのことで、私たちの会の名前はご存知でした。みちくさの会の5周年記念講演会で、明橋先生がお話しされていたことも覚えておいでで、当時同じ職場の方だった方に(お忙しかった教育長さんに代わって)明橋先生の話を聞いてもらった・・とも、おっしゃっておいでましたし、つい先日も、教育委員の皆さん対象に、明橋先生が講演された・・とても良い内容で開催して良かった・・とも。
 みちくさの会も参加し、秋頃には子どもに関わる北陸各地の多くの団体の交流の場を準備していることもお伝えしますと、『行政としてできることもあれば、民間だからできることもある。地道な活動だけれど大切な活動と考える。ともに補いながら進めていきましょう! 今日はお話ができて良かった』と締めくくってくださいました。
 金沢市内の全ての中学校へ、今週末には今回の長谷川先生の講演会の案内が届く予定です。わが子の「荒れ」に悩む多くの保護者の方が参加されることを、心より願うものです。